自家製ケーキから竹細工ドリッパーで淹れる珈琲まで種類豊富！「喫茶ランプ」のメニューをご紹介♪

くるくる回せるメニュー表ってどういうこと?!

喫茶ランプさんには、お店独自の面白いメニュー表があります。それは、四角い「コマ」のような箱に描かれた自家製のケーキメニュー。このメニュー表を眺めながら回しながら自家製のケーキを選ぶ…喫茶ランプさんでしか味わえない特別な時間が流れます。 ピンク色のマグネットが貼ってあるものが今日注文できるケーキ。自家製ケーキは日替わりで提供される種類が変わるため、訪れるたびにメニューが変わっていて楽しいですよ。

自家製ケーキは軽やかで新食感！何個でも食べられちゃいそうなおいしさ♪

そば粉ケーキはそば粉のやさしい風味と、粒のカリッとした食感が特徴の新食感で斬新なケーキ。そば粉の香ばしさも香ってきて、蕎麦の名産地 長野でしか頂けない特別感を感じられます。トッピングされたぐねぐねと細長いクッキーはお蕎麦を揚げたもの。うねりがなんとも芸術的。長野県戸隠ならではの地元食材を思う存分味わうことができる、素敵なケーキを堪能することができました。

バラのケーキは、香りも味も薔薇を思う存分感じられる香り高いケーキ。バラの花びらをすり鉢ですって、クリームとスポンジに練り込んであるんだとか。生クリームの絞りがフリルのようで華やかで可愛いビジュアル。

どちらのケーキもスポンジが天使のように軽く、ほんのり甘いクリームが乗っていてバランス感の良さが素晴らしいケーキでした。

重厚感のある喫茶メニューでほっとひといき♪

ロイヤルミルクティーは茶葉本来の味わいが濃い大人な味わい。ティーカップのデザインも、散らされた花柄がレトロで素敵。 珈琲のカップにはランプが灯り、お砂糖入れやミルク入れまでLampの文字が。この節々から伝わってくるこだわりの細やかさが、喫茶ランプさんに何回も訪れたくなる魅力のひとつ。ブレンドコーヒーはお代わり自由です。

テイクアウトスイーツも大人気♪

クーラーが無くても心地よく、自然の涼しさが快適で最高でした。

人とのつながりを大切に育んできた「喫茶ランプ」さん

日本を代表する有名な詩人「谷川俊太郎」さんと、長年にわたって強い親交がある喫茶ランプさん。 スイミーを翻訳したことで有名な詩人であり、国語の教科書にもたびたび登場するポピュラーな詩人です。

谷川俊太郎さんは何十年も前にこの戸隠の土地を気に入り、足しげくランプを訪ねていたそうです。お店では、定期的にコンサートや詩の朗読会も開催していました。奥様の結婚式の際には、オリジナルの詩を寄稿したり実際に結構式に参列されたエピソードも。壁面には結婚式当時のすてきな写真も飾ってあります。

「ランプに寄す」は谷川俊太郎さんが喫茶ランプのために作った詩です。喫茶ランプさんのパンフレットにも直筆の詩が印刷されており、ランプの雰囲気と歴史を生き生きと紡いだ詩が並びます。 今はご高齢のため訪れる機会は滅多に無いそうですが、今でも定期的に電話で連絡を取り合っており関係は続いているとのこと。

店内の雰囲気にドンピシャなアップライトピアノも。谷川俊太郎さんの開催していたコンサート以来、ピアノはほとんど弾く人が居ないとのこと。ご近所への音漏れの可能性も考え、コンサートなどは自粛しているそう。 そんな素敵なアップライトピアノを、お店の奥様の許可を得て特別に弾かせて頂きました。音の重厚感が素晴らしく、「喫茶ランプ」さんの雰囲気にぴったりのピアノ。貴重な経験をさせて頂きました。

ランプは「詩と絵本の店」を謳っています。「谷川俊太郎さんが選んだ詩集100冊」「くさのだいすけさんが選んだ絵本200冊」がぎっしりと本棚に詰まっており、誰でも自由に読むことができます。

店内ではお店の雰囲気と絶妙にマッチした写真展も開催♪

店内では長野市で活躍されているカメラマン「吉村征之」さんの写真展「忘れられない、こころの旅」が開催されていました。自然を題材にした魅力あふれる写真が、展示されていました。（現在は終了しています。）

展示を鑑賞していると、後ろの席に実際にこの写真店の写真を撮影されたご本人と奥様がいらっしゃいました。写真への信念など、力強く興味深いお話をたくさん聞かせて頂き、貴重すぎる夢のような時間でした。お会いできてとても嬉しかったです。

戸隠の魅力がぎゅっと詰まった「喫茶ランプ」さんにぜひ行ってみて♪

喫茶ランプさんでしか味わうことができない素材の味を生かした自家製ケーキやドリンクメニューは、どれも長年の営業から培われた技術が凝縮された深みのある素晴らしい味わい。お店の歴史や雰囲気、お店の方のあたたかさどれをとっても素敵で誰からも愛される魅力あるお店です。

提供されるメニューの完成度の素晴らしさ、お店の空気感やパワーをぜひ体感しに「喫茶ランプ」さんへ訪れてみてくださいね。