
京都のすゝめ〜真如堂の見どころ〜
2023年5月30日
目次
場所名 | 真正極楽寺 (真如堂) |
営業時間 | 9:00~16:00 |
公式HP | http://shin-nyo-do.jp/ |
住所 | 日本、〒606-8414 京都府京都市左京区浄土寺真如町82 |
真如堂とは

京都らしい入り組んだ住宅街の中にある真如堂。閑静な佇まいについ足を踏み入れたくなります。正式名称は「鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざんしんしょうごくらくじ)」といい、正真正銘の極楽の寺という意味です。とても威厳のある名前ですね。実は真如堂とは本堂のことを指し、そちらが通称として定着しました。永観2年(984年)に戒算上人によって開創された天台宗の寺院であり、1000年以上の歴史のある古刹です。近年、紅葉の名所としてその名が広まりつつある真如堂の見どころに迫っていきます。
真如堂の見どころ
赤い入り口
真如堂に着くとまず目に飛び込んでくる立派な赤色の門は「総門」といい元禄8年(1695年)建てられました。真如堂西側の吉田神社の神様が真如堂を訪れる際につまずかないように敷居がないとされています。素敵な気遣いが施されていますね。もちろん踏んで言い訳ではありませんのでまたいで境内に入りましょう。
真如堂のシンボル
総門を進むと圧倒的な存在感を放つ三重塔が見えてきます。文化14年(1817年)に再建された塔で、高さは約30メートルあります。真如堂のシンボル的な建造物であり、中に入ることは出来ませんが、京都らしさを感じることのできる趣深い建造物です。様々な角度から眺めてみてください。
立派な本堂
戦により何度も焼失しましたが、享保2年(1717年)に再建されたのが現在の本堂です。 外装の渋くて落ち着いた雰囲気とは裏腹に本堂内部は煌びやかで豪華な装飾が施されています。御本尊の阿弥陀如来像をはじめとした、様々な仏様を拝観することができるので、表情の違いに注目してみたり圧倒的な存在感などを体感してみてください。寺院独特の御線香と畳や木々の混ざった匂いも相まってとても身が引き締まります。本堂の仏間から先は有料拝観エリア(大人500円、高校生500円、中学生400円)となり、涅槃の庭、随縁の庭という趣の異なる2つの枯山水庭園や寺宝を拝観できます。
四季折々の境内
春には約70本の桜が本堂や三重塔を彩ります。京都各地にある桜の名所と比べれば少なく感じますが、十分に花見を楽しむことができます。桜が散るとすぐに青いもみじが芽吹きます。生き生きとした新緑が目に飛び込み清々しい気持ちになれます。梅雨になると約1000株の紫陽花が咲き、夏には蓮や夏椿などの可愛いらしい花を見ることができます。秋になると参道にある楓や銀杏が色づき、清々しかった青いもみじも燃えるような赤に染まり、驚くほど美しい景色を見せてくれます。晩秋の散り紅葉もまた美しく、境内各地に紅葉の絨毯が広がります。そして凛とした冷たい空気に包まれる頃には南天や山茱萸の赤い実を見ることができます。年に数日ですが雪が積もれば白く染まった白銀の境内が見れます。 このように真如堂の広い境内では一年を通じて色とりどりの花や植物を眺めることができ、いつ訪れても趣のある散策を楽しむことができます。


そうだ、真如堂行こう。

オススメの時間帯
早朝がオススメです。境内は見学自由ですので是非早朝に訪れてみてください。本堂の裏にあたる大文字山から朝日が昇りると静寂な境内を照らし出します。眩い光が1日の始まりを告げると鳥の囀りが聞こえ始め、風が吹き草木の声が聞こえます。朝はこんなにも気持ちがいいのかと改めて気づかされることでしょう。早起きした事を後悔させない素晴らしい朝を迎えることができます。
オススメの季節
草木が芽吹く初夏と紅葉の色づく秋がオススメです。初夏の真如堂では目が覚めるような生き生きとした新緑が視界に飛び込み体の底から活力が溢れてきます。境内を包み込む青もみじは圧巻です。境内各地に設置されたベンチに座って緑あふれる境内を眺めながら優雅な時間を過ごすのはいかがでしょうか。 紅葉の名所ですので秋もオススメです。しかし、ここ数年で人出が多くなった印象。見頃になると少し混雑しますが、燃え上がるような紅葉に包まれる真如堂も非常に魅力的です。秋の京都では東福寺や清水寺、嵐山などの紅葉の名所に行きたいところではありますが、あえて真如堂に行く選択は大いにアリでしょう。混雑していても全く後悔しないほど素晴らしい景色が待っています。 活力溢れる緑に包まれて優雅に過ごしたい方は夏に。圧巻の紅葉に包まれた京都のお寺を味わいたい方は秋に訪れてみてください。
思い出の1枚を
紅葉に包まれる三重塔
三重塔の周りには沢山の紅葉があります。三重塔を中心にして周りを紅葉で包み込むようにして撮影する額縁構図がオススメです。総門から本堂までの参道を真っ直ぐ進むと紅葉に包まれた階段があります。その階段の辺りで塔のてっぺんともみじの葉がピタッと重なる所を探してみてください。 写真は全体が明るくはっきりと写る順光で撮るのが一般的ですが、真如堂では逆光で撮ってみるのもいいでしょう。被写体に陰影ができて、暗い部分が多く写りますが、煌めく紅葉とゆらめく影のコントラストがとても美しく写ります。日当たりのいい場所を探して逆光で撮ってみましょう。
紅葉の続く参道
真如堂には参道に沿うように紅葉あります。また、総門から本堂まで参道は一直線に続いており、遮るものもありませんので、総門の正面から本堂まで真っ直ぐ見える気持ちの良い1枚を撮ることができます。 コツとしては総門からはやや距離を取ってカメラを望遠にして撮ると圧縮効果により奥行きができて美しく撮ることができます。門を上手く額縁にして撮ってみましょう。 ※三脚は使用禁止です。 ※仏像、寺宝は撮影禁止です。



周辺のオススメスポット
・真如堂のすぐ南隣に「くろ谷さん」でお馴染み金戒光明寺があります。重要文化財に認定されており、1200年の歴史があり、新撰組誕生の地としても知られています。 ・すぐ西側には導き、厄除け、開運の神様として信仰されており、複数の社がある吉田神社があります。「節分祭」が有名です。